2014年07月29日

眼圧検査について詳しくお話致します。

眼科で診察を受ける際にたいていの人が受ける検査項目に眼圧検査というものがあります。
そう、あの眼に風を当てて眼の硬さを測定する検査です。
おそらくこの検査が好きな方はいらっしゃらないでしょうあの検査です。

そもそも眼の硬さって何?って話になるんですが眼の中には房水というお水が絶えず生成されそして眼の外へ流れていきます。この房水というお水が眼の内側から圧をかけているのです。
例えば房水が眼の外へ流れにくくなったとしたら眼の中の房水がどんどんたまっていき空気を入れすぎたボールのようにパンパンになっていきます。逆に房水が眼の外に出過ぎたり産生量が減ると空気の抜けたボールのようにフニャフニャになってしまいます。

その眼の内側からの圧力を測定するのが眼圧検査なのです。
では、風を当てるとなんで眼圧が測定できるかかという話ですが…
まず眼に風を当てると眼の表面は風に押されて少しへこみそして元の形に戻っていきます。そのへこんでから元の形に戻るまでの時間を測定しそれを眼圧値に換算して数値を決めているのです。
眼圧の高い状態であればへこんだ状態から元の状態になるまでの速度が早く眼圧の低い状態であればへこんだ状態から元の状態になるまでの速度が遅いという事になります。

現在眼科ではほとんどがこの風をあてて眼圧を測定する非接触型といわれる眼圧計を使用していると思います。非接触型があるのでもちろん接触型の眼圧計も存在します。
なぜほとんどの眼科で風が当たってちょっとびっくりする非接触型が使用されているのかっていう話になるのですが…

それはズバリ非接触型だからだと思います。直接眼を触らずに眼圧を測定できるので点眼麻酔など必要ないし機械の消毒等もほとんど必要ありません。そんな手間を省けるものだから検査にも時間がかからないのでどこの眼科でも使っているのかなーって思ちゃったりします。
こんな風にメリットばっかり書いてしまうと非接触型だけで接触型はいらないんじゃないか?っていうとそれがそうでもないんです。やっぱりあるんです。デメリットも…
非接触型の眼圧計はちょっとした事で測定した数値が変動しやすいのです。そのちょっとした事とは風を当てる際に瞬きが入ったりまつげに風が当たったりと様々です。直接眼を触っていく接触型の眼圧計であればそのような事はほぼ起きません。
なので眼圧検査を受けた方はお思いでしょう。なんで何回も何回も風を当てるんだ!1回じゃだめなのかと…
上記の理由から非接触型の眼圧計は複数回測定してその平均値を測定する事がセオリーとされています。もちろん正確に眼圧を測定する為なので患者様には少しだけ協力してもらう必要がありますので皆様よろしくお願いします。

ちなみに眼圧の一般的な平均値は10〜20oHgと言われています。眼圧が数値がこうだからどうなんだ?っていう話はまた次回お話致しますのでお楽しみに!

それでは今回はこの辺で失礼させてただきます。
ちなみに下記の写真は岡眼科天神クリニックで使用している非接触型の眼圧計です。

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岡眼科天神クリニック
視能訓練士 木村
posted by Okaganka-Tenjin at 10:25| 日記